現地でガイドを頼めば一人3.000円はかかる。
5人で行けば15.000円・・・。
山菜採りイベントの有る宿に泊まれば宿泊費がかかる。
一体いくらの値段の山菜になってしまうのだろうか?
日帰りで山菜採りに行って収穫はせめて交通費がチャラになる位か得をするぐらいは採りたい。そんな方にお勧めの山菜採りレポートです。
●素晴らしい自然の恵み
山菜採りをこれから始めようと言う人は、詳しい経験者に同行してもらって山菜を採るのが一番良い。
だが都会に住む人は時間が合わない、詳しい人が周りにいないと言う人が大半で、ネットや本でフィールドを探そうとしても自分のフィールドをそう容 易く教えている 親切な情報は少ない。
私は渓流のフライフィッシングが何よりも好きで、長年渓流を歩く間に山菜にも興味を持つようになり、今では山菜の採れるフィールドを数多く知るよ うになりました。
釣り人が教える山菜採りガイドだけに、渓流に沿った場所が殆どです。ある意味、山中に山菜を採りに行く人が多い中で渓流沿いは意外な盲点になって います。
素晴らしい自然の恵みを親しみを持って楽しんでもらう為に、この度そのフィールドを紹介する事にしました。
自然の景色に感動し、ターゲットの山菜を見つけて仲間と共にときめく瞬間を楽しんで下さい。
●採る前に注意する事
・採る前に下水やゴミ捨て場をはじめ、土が汚染される要素が周囲に少しでも無いかを良く見定めて下さい。離れていても川が増水すれば土が汚染され ます。
・自然を絶やさない為、後に楽しむ人の為、根っこを残し芽を残して根こそぎ取るのは絶対にやめましょう。
・「疑わしければ取らない」を基本として、間違えやすい山菜は最初から避けて下さい。
・ハチ、ブヨ、ヒル、マムシ、クマ等の注意は怠らず、万全な装備で行って下さい。
・帰りには来た道を正確に戻るようにしましょう。いくら近道らしきものが有ると言っても、大自然の中何が起こるか分かりません。カラフルな布や テープ等を目印として利用しましょう。
1. 山梨県清里編
モスバックに車を置いて国道を野辺山方面に歩きはじめるとすぐに藤沢橋
藤沢橋を渡ったらすぐ右側に
喫茶モスバックのマスター林さんに案内してもらう。
三叉路
銀の橋
銀の橋から遊歩道を宮司の滝方面へ
銀の橋上流左側の林にコゴミの群生
橋を渡った対岸斜面は以前はモミジガサが群生していたが、その後は見なくなった。
銀の橋上流左側の河原沿いに山葡萄の芽 絡まったツルを探す。赤色の入ったのを採る。
宮司の滝を橋から眺める
宮司の滝から平沢橋へ向かう途中の岩場でイワタバコ発見
からし菜の黄色い花6
からし菜
ワサビは支流沿いに沢山有る。
その支流を進むとワサビ以外にセリ、クレソンも採れる。
ワサビ
ワサビの採れる支流から下った所に堰堤が有り、なおも下ると平沢橋に到着。季節は合わないが、周辺にはフキノトウが採れる場所が有る。
千ヶ滝のある大門川へ次男坊と行って来ました。
モスバックのマスターが私達が5月9日に山菜採りをした後を釣り歩いて、ヤマカラシナが沢山収穫された後を見ていると、採ってはならない葉が採られた後があったと。
その葉はよくウドと間違えて持って行く人がいるけれど香りが無いのですぐ分かるそうです。「ウジ殺し」と呼ばれていて、トイレにひくとハエがよってこなくなる程の毒草?だそうです。
同行した友人が、かたくなにウドと信じていただけに心配です。
大門川では程好くイワナが釣れて、自分の店で出すイワナの骨酒分を若干キープさせて頂きました。
本流から支流に目を移すと、ワサビの群生があり、袋一杯持って帰って来ました。モスバックのマスターが作るワサビ菜漬けと同じ味が出せるように工夫してみます。
早朝釣りをしていると次男坊スンジョンが私の後ろにリスがいたと言います。私がスンジョンに目をやると黒いイタチのような動物が1メートル後ろをウロチョロ。他の所でも大きなイワナをくわえた黒い動物が川岸を走って行きます。
後でマスターに聞いたらその動物はミンクだそうです。
ある日マスターが釣りをしていると、80cmはある黒い大きなイワナが泳ぐのを発見!ところが手で水をかき始めたので、ビックリして調べたところ正体はミンクだと分かったそうです。こいつは大きなイワナが大好物で、こいつを見かけるようだとその日はあまり魚は釣れなくなるそうです。
その割には釣れて良かった~。
大門川千ヶ滝下で釣る
千ヶ滝上で釣る