今回は2000年5月に行った水無川のお話。
水無川は今までの釣り歴の中で、一番爆釣した川である。
只、この川に関してはエキスパ-トの先生から”秘密の情報”を聞いていたので、あるていどそうなる予感は有った。
今日私がこうして公表するのは、数年前この地域を襲った台風により状況が一変しているとの情報を聞いてのことである。
以前のような宝庫に早く回復することを願ってやまない。
本当に釣れる川と言うのは、あまり誌上に載らない。
載ったとしても全く逆のことが書いてあったりする。
それはこの川がエンテイの落ち込みをのぞいては、見渡す限り平瀬と言うことでごまかせたからである。
まずこの川を見る限り、エサ釣りの人は竿を出す気にはならない。
この話は昔の話だ。
たしか2000年ぐらいの事だったはずだ。
私は南会津・田島の水無し川へと足を運んでいた。
季節は4月中旬の春。
午後2時頃、国道よりやや上流の浅瀬で、20cm級のヤマメのライズに出会った。
バシャッ!と全身を露わにした派手なライズで、すかさずキャストすると、フライの前後左右で一斉にバシャッ!バシャッ!とライズが起こった。
どれを釣って良いのかオロオロしながらも気を取り戻してフライを流すと、スーパーライズの割には爆釣とは行かず、ポツポツと釣れた。 しかし・・・・
水面にはこれと言った虫は見当たらなかった・・・