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FlyFishing Plusの
大源太川

 
大源太湖(第1ダム)の流れ込みから第2ダム下までは、夏休みで子供達が親と水遊びに夢中でとても釣りが出来る状態ではない。
玉網を持って小ヤマメの群れを追いかける親子を見ながら、川辺でお弁当をたいらげた。

いざ出陣、第2ダム上に向かう。前回第2堰堤から急斜面を上って死にかけたので、今回は大きく回って林道から
入る事にした。途中ツリーハウスを建築中の山小屋を見送って水路を辿りながら入渓点を探す。
秘境に到着した感は有るが、前回のように魚の走る影も無く、フライへのアタックも1度きりだった。この夏に大分抜かれた感じだ。そうなって見ると水深の浅くなった第2ダムは余りにも頼りなく、繁殖力の無いこの区間にはもう入渓は辞めようと思う。

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低い姿勢で堰堤下流のトロ場を狙うおざきさん
フライはカンパネラからしなやかに繰り出されるラインで正確にソフトプレゼンテーションされる。

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堰堤下のプールで1発めに出た良型イワナ

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太い胴体

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第3ダム堰堤を狙う徳

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自然が織りなす神秘のオーブ

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深山にて

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兄弟で記念撮影

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大源太湖サイトのレストランでノンアルコールビールを飲む

二居川へ移動。「宿場の湯」下から上流は小ヤマメだらけ。でも下流は道から離れるせいか放流ヤマメはいなかった。下流は川幅も広がりいい感じ。小さなイワナを2尾掛けた後、岩陰から良型がアタックして来たが合わせられず。
集合時間になったので、手っ取り早くすぐ上に見えるガドレールに向かって凄い藪をかいくぐって上ったが、ガドレールまでのコンクリート壁が意外に高い。それでも一番低い所を探してジャンプ!そこから懸垂してガードレール下の丸い柱に腕を回して這い上がろうしたが、足の掛け場が無く身も重くて上がれない。ぶら下がった状態から何度も挑戦したがダメで、力尽きてずり落ちた。腕はコンクリートに擦れて血だらけで、汗は吹き出しフラフラの状態で何度も転びながら川を上って行った。※最初から来た通り戻るべきだった。

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二居川沿い「宿場の湯」下の公園へ戻った私の姿を見た仲間は、密林から生還した小野田さんみたいだったと言う。随分心配したようだ。

「宿場の湯」はこの辺りの立ち寄り湯では一番設備が良い。本格タイ料理も魅力。
大源太川は、リゾ-トマンションが乱立している越後湯沢から車で15分とかからない。大源太湖(第一ダム)は大源太キャニオンと呼ばれる景勝地で、休日は越後湯沢から足を延ばした観光客で賑わっている。
 しかし、この川の上流を地図で辿ると、登川の源流と背中合わせに七つ小屋山へと突き上げ、険谷で名高い湯桧曽川源流が近いという事実に驚かされる。更に下流域で流れ込む岩ン沢や足拍子川の林道では、年によって「熊出没注意!」の立て札があって、意外な山深さを改めて感じさせられるとともに、そこからマンション開発の手が伸びている岩原地区までは徒歩圏内だというアンバランスな状態に胸が痛む。
 谷後堰堤下流は、この水系でいちばん入渓者が多い。渓相の素晴らしさに誘われて、つい入渓したくなるが、早期を除いて魚は予想以上にスレている。 
 入渓は谷後堰堤より上流がよく、流れ込み上のボサの間は入渓する人も少なく、意外な穴場だ。
 これより上流は、中型のヤマメ、イワナが朝夕のマズメ時にドライフライにアタックしてくる。
 足拍子川出合いの本流は魚影が濃い好ポイントだったが、90年の河川工事で埋まり、その面影すらない。
 大源太川は夏の川で、7,8月に好釣したことが多い。初めてこの川を訪れたのも8月で、谷後堰堤上流から釣り上がり、朝夕のマズメ時に24㎝クラスを数釣った。この時は、7対3の割合でイワナの方が多かった。日中は小型のヤマメと良型ハヤに手を焼くので、良型のヤマメとイワナは朝夕が勝負だ。
 車で大源太川へと向かう。湖岸の大源太山荘で入漁券を取り扱っている。山荘の食堂には、この水系で釣れた超大物の魚拓が並び、釣欲をそそられる。ポイント選びの参考にもなるだろう。
 山荘で貸しボ-トを借りて、湖の大物にアタックするのも、変化のある釣り旅になると思う。ドボンというライズをよく見かける。
 流れ込み付近には無料駐車場があり、キャンプ場入口になっている。流れ込みから上流は気持ちの良い林間のせせらぎで、流れの中に生えた大木の周りの溜まりが大物のポイント。全般的には小型のヤマメが多く、イワナも中、小型が主であるが・・・。


 

左手にある小さな公園を過ぎ、川がカ-ブした先にちょっとしたトロ場がある。ここは下流から順に細かくフライを流し、良型のイワナを揃えたい。
 やがて、堰堤(第2ダム)に出るが、堰堤下のプ-ルは良型の好ポイントだ。
 堰堤の上流へは右岸のキャンプ場から続くそま道を利用する方法と、堰堤の左岸を巻く方法がある。右岸のコ-スは途中湖岸に向かって何度も道を分け、どれを選んでも湖岸の厳しいヘツリに音を上げることになる。
 堰堤の左岸を巻く方は、堰堤上に出た所で左岸のヤブを上ると灌漑用水の流れるそま道に出る。この道を利用して適当なところで川に下ったほうが無難である。(川に近づく程えぐれた崖になっているので注意)  
そま道の数十メ-トル上には林道も通っている。
 第2ダムから第3ダムの間は短いが、この区間が数、型ともに最も期待できる。谷は深く、うっそうとしていて、秘境に来た気がする。ブヨが多いので、虫除けスプレ-やクリ-ムを忘れないように。意外な小場所にも大物がいるので気が抜けない。第3ダム堰堤の落ち込みに続く大淵は、底がナメになっているので、水量の多いときは特に足場に注意。落ち込みのシャワ-を浴びながらの釣りになるので、雨具は必需品。ニンフやウエットで超大物を狙いたい。
 第2ダムと第3ダムの間に左岸へ上れそうな踏み後がいくつかあるが、明瞭では無いのでヤブコギは免れない。イバラと蜂の巣に注意。
 前記のそま道から更に林道まで登り、林道に沿って第3ダム上流に進むか、大源太川の駐車場広場まで戻るかは、体力が決めるところか。
 第3ダムのプ-ルにはコイがいる。ダム上流1.5Km位までは、私が釣ったかぎりでは期待薄のように思われる。最上流が良いと聞くが、まだトライしていない。

[インフォメ-ション]
交通/関越自動車道・越後湯沢インタ-から中里、土樽方面に向かい、途中で大源太キャニオンの標識に沿って左折。すぐに岩原スキ-場方面と分かれて、大源太川上流へ。
・宿泊/大源太山荘(電話0257-87-3095)釣り場を聞くならここが一番。
   /越後湯沢のコンドミニアム「ICHIKOSHI」は、綺麗な部屋と良い温泉設備があり、食事は自炊か外食なので、時間を気にせずに釣りに没頭出来る。宿泊費も3.000円と安い。
電話 (03-3270-1615平日)  
    (0257-85-6789土日祝)
・問い合わせ先/魚野川漁協(電話02579-2-0261)
 ・2万分の1地形図 越後湯沢、茂倉岳
  

[近くのフィ-ルド]
 下流の滝の又から舗装された道を岩原スキ-場方面へ向かうと、奥添地川に出合う。すぐに未舗装になる林道を上流へ進む。下流は釣り人が多く、場荒れしている。
 ボサのトンネルをくぐりながらの釣りになるが、ポイントにフライを落としさえすれば、ワンキャスト、ワンフィッシュの楽しい釣りが出来る。大岩のある好ポイントからは中型も出るが、総じて小型のイワナで、本流があぶれたときに遊ぶ程度にしたい。
 大源太川の第3ダム上で出合うヤスケ沢(大源太沢とも呼ぶ)は下流が伏流なので見逃しやすいが、少し進むと小沢ながら滝の連続する美しい渓相で、釣り人が久しく入っていなければ、天然の中型イワナが数釣れる。
 谷後の上流で大源太川に出合う足拍子川は、釣り場としての魅力は本流を凌ぐほどである。
 最下流の堰堤は特に魚が多く、イブニングで水深30㎝ほどのカケアガリの浅場で、大型のイワナを釣ったことがある。
 堰堤の上流は谷も深く、昼なお暗いポイントが続く。アンダ-ハンドキャストが主流となるが、流れがフラットなので、ドライよりニンフに分があるようだ。7月の日中に、雄のカブトムシが胃に入った28㎝の天然イワナが、ヘア-ズイヤ-ニンフにきた。
 年によって”熊出没注意”の立て札が、出没地点毎に立てられる。最下流の堰堤上から2番目の堰堤を経て、足拍子ダムと呼ばれていた3番目の堰堤までは、熊笹の生い茂るジメジメとした湿地帯で暗く静かなので、熊の存在が常に脳裏をかすめる。しかし、実際に熊の気配を感じて逃げたのは、更に上流での事である。その時は、対岸でガサガサと木がゆれ動く直前まで、すでに渓全体が獣臭かった。
 足拍子ダム上のプ-ルは、1988年の大雨で土砂に埋まり、平瀬と化してしまった。しかし、平瀬のボサ際やちょっとしたボサの中の溜まりを狙って、日中の2時間で良型ばかり7尾釣ったので侮れない。この時はヤマメも1尾混ざった。
 最上流は、他の川が渇水の時でも、林道に湧き水が溢れ流れるほど水量が安定している好釣り場。下流に比べて渓も明るい。時に尺物も期待できる。

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名物企画の【渓流釣り穴場スポット紹介】です。

今回は新潟県・魚野川水系の大源太川です。
昔は名スポットと呼ばれ有名でしたね。

2006年3月10日に執筆した記事で、実際に行ったのは大昔の話なので参考程度に読んでいただければと思います。

私のよき思い出大源太川

大物が狙える有名釣り場は多いが、川が大きすぎて宝くじを当てるような気がしてならなかったり、川が汚れていたり、釣り人のプレッシャ-が多すぎて魚が賢すぎたり、ゴルジュの続く危険地帯だったりで、なかなか思うようにいかない。

そんな中ではっきり分かることは、一番条件の良い時にそこそこの熟知した渓に入れる釣り人が、一番大物を釣っていると言うことだ。 もちろん腕も良くなければならないが・・・。
 
だから地元の釣り師や釣り歩きを本業や副業に持つ人達にはかなわない。

それでも大物が釣りたいと言う人には(私も含めてだが)、この大源太川がおすすめである。 次回紹介する予定だが、大源太湖駐車場広場横で以前流しそうめんを中心とした食堂と、ニジマスの釣り堀を営業していた地元のおじいさんに聞いた際、第2ダムと第3ダムの間が一番魚が多くて大物も多いと教えてくれた。
その証拠に、湖畔の大源太山荘食堂の壁に貼ってある多数の大物魚拓に記された”釣れた場所”は8割方第3ダムのエンテイ下である。
 
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大源太湖(第1ダム)流れ込み付近の流れ
ちなみに写っているのは今回HPを作った息子です(笑)

 

 

FlyFshing+について

「FlyFishing Plus」は2001年にOPENしたフライフィッシング情報サイトです。

トクさんが見つけた穴場の渓流釣りスポットや、周辺の観光地を紹介。また、ネット通販で購入したフライフィッシング用品のレビューも掲載しています

著者のトクさんについて

フライフィッシングとアウトドア、ボクシングが趣味な十条にある焼肉店の店長。

十条焼肉いつものところの店長の写真
某高校ボクシング部の監督として活動後、親が経営していた「焼肉 金剛山」を継ぐ。2002年に十条に「焼肉ピュアティ」を開店。2011年に移転し十条で「焼肉いつものところ」の店長として現在活動中。また、自身が立ち上げたチームトクボクシング教室でコーチとして指導を行っており、月に数回練習会も実施している。
そして中学の時から渓流釣りを行っており関東付近の様々な釣り場に足を運んでいる。熊の出没する山中に赴いたり、ポイントを探す為にロッククライミングをしてしまうなど、アグレッシブな方です。

いつものところFF倶楽部について

渓流釣りとフライフィッシングを楽しむ事を目的に、2000年に発足されたトクさん主催のサークルです。関東にある様々な川に赴き、渓流釣りと周辺にある宿や食事、温泉を楽しんでいます。

いつものところFF倶楽部
活動は不定期となっていますが、中学にフライフィッシングをはじめてキャリアの長いトクさんと共に釣りができると言う事で、様々な方が集まります。
現在メンバー募集中なので、皆様是非!

いつものところ倶楽部について

トクさんは頻繁に仲間をつれて、渓流釣りやアウトドア、山菜、きのこ狩り、バーベキュー、磯遊びに行っています。他にもボクシングの練習会や、十条で飲み歩き等幅広く行っているので、そういった活動をサークル化しました。それが、「いつものところ倶楽部」です。

いつものところ倶楽部の写真
年に一度、お店を貸切にして忘年会も行います。現在メンバー募集中なので、興味のある方は「焼肉いつものところ」へ是非顔を出してみてください。

北区十条の焼肉店「焼肉いつものところ」について

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日テレ「ヒルナンデス」や「ABChanZoo」「火曜サプライズ」にも出演した、トクさんが経営している焼肉とお酒が楽しめるお店。十条で10年目。佐賀県伊万里牛を扱う、焼肉と韓国家庭料理のお店。