車止めから林道を歩く。
ヤマボウシ
トリカブト
途中川に近づいた所でヤナギタケ(ヌメリスギタケモドキ)を見つけた。1つ目の目的達成。
今日は、2年前に泣尺を頭にイワナを15尾釣った所よりも更に上流の未踏の釣り場である。川から離れて更に林道を黙々と進む。
師匠に聞いた目印になる場所から熊笹をかき分けながら進む。
地面が平坦ならばまだ良いが、クマザサに覆われた倒木や岩で凸凹で何度も転びそうになる。
笛を吹いて鈴を鳴らしながら進む。1人で山奥で何やってんだか…
携帯のナビが有るからまだ安心だけれど、友人連れて来たら怒られそうな危ない場所だ。
何百メートル進んだだろうか、瀬音が近づいて来てようやく釣り場に辿り着いた。しかし異変が!
岩や地面に無数の虫が群れている。8年に1度清里で起きるヤスデの大発生に出くわしてしまったのだろうか?!
小海線がスリップしてしまう程の厄介な奴ら。
昔、板橋川でヤスデの大発生に出くわした時は、ヤスデはもっと赤くて大きかった。岩が真っ赤に見えた程だ。
それでもこれだけ多いと、岩に手をついて川を上ることも難しくストレスになる。
釣りに集中しよう。
川は細い。
適度に落ち込みが有る。
テンカラのトレーラーはアタリは有ったが振りづらいので、フライロッドでドライの釣りに終始した。
引きも強く元気だが、20cmに届かない。
全般的に水深が浅いので、隠れる岩がある所を流すと出て来る。
小型も多い。
魚は濃くは無いがスレてはいない。
昨年、一昨年釣った下流部と大して魚影が変わらなかったので、早めに熊笹の森をかき分けて下流に移動することにした。
下流は無残にも川床に土砂が溜まり、ポイントが埋まっている。数少ない堰堤の下は釣りにならない。諦めてキノコを探した。
上流には無かったキノコ
上流部のヤスデは全くいなくなっていたのでその辺りだけに発生していたようだ。
標高1300m以上の源流部なので、イワナは全般的に小型が多いが、良型が狙える大場所が埋まっていたのが残念だった。
更に上流部も興味が有るので、来年はそこも狙ってみたい。
それにしても熊笹の行進で疲れたので、帰りのクルマの運転は辛かった。
来年は中流部を、夏の青春18切符を利用して日帰りで行こうと思う。