先に高知橋横の岩井さん宅で日釣り券を買う。
自動販売機が何処に有るか尋ねたら、この辺には無いからと冷蔵庫から麦茶持って来てくれた。何処かで買った商品だったので100円渡すと、カルピスをもう1本頂いてしまった。ありがたい。
今日は湯檜曾川を利根川合流点から湯檜曽橋まで釣る予定。合流する利根川本流は物凄い水量だった。
高知橋下流
高知橋上流
前回来た時は増水でカフェオレ状態だった場所。
フライは前回と同じゴッタードカディスを使ってみたが余り芳しくない。小型のアタリが3回位有った。
ブラックナットウェットフライを流しても反応無し。
車道沿いで安心だが、壊れた建造物や水路等が有り荒涼とした趣の流れ
平日では有るが、この辺りで釣り人を見た事が無い。
水路横の淵でイワナが水面に姿を現したが、合わずに失敗。
私の姿が見えたようで2度めは無かった。
この辺から魚影も濃くなる。深瀬が多い私が好きな渓相。
フライをブラックパラシュートに変えてみた。途端に湯檜曽特有の幅広ヤマメが釣れた。実はよそ見をしていたら釣れていたと言うお粗末さ。
幅広ヤマメ
次第にスケールの大きい渓相になるが、大淵では夏休みの家族が気持ち良さそうに歓声を上げながら泳いでいる。
一旦道路に上がって大きく巻いて、いよいよ湯檜曽橋が見えて来る辺りから釣りのラストに向けて気合を入れる。
この下流域で一番の好ポイントを狙ってみるが反応無し。
ブラックパラシュートもブラックナットウェットも駄目。
湯檜曽橋迄の200m間は荒瀬が連続する。
釣りにくそうでも荒瀬しかないんだから釣るしかない。
すると、人が渉ることも出来ない水勢のある瀬尻で、真っ黒なイワナがブラックパラシュートに食い付いた。
合わせ切れ。ティペットの玉を放っておいたら見事にプッツン。こんな所に本当に隠れていたんだ。
ポイントを休ませて今度はブラックナットウェットを流したら、真っ白いヤマメが掛かった。荒瀬を一気に走られて毛鉤の結び目から切れた。
荒瀬は手強い。あの水勢の中から捕食するのだから、魚もその一瞬に賭けている。余裕の無い魚をもっと余裕の無い私が釣るのだからこりゃ大変だ。
仕掛けをしっかり作り直して、最後の湯檜曽橋の真下の荒瀬にブラックパラシュートを入れる。ピックアップした途端に重たいヤマメに走られたが、無事釣れちゃうことが出来た(笑)。
ラストに釣れたヤマメ
【荒瀬の釣り】開眼。
魚も人もその一瞬に賭けるスリル。くせになりそうだ。意外な竿抜けになっている事を今まで気が付かなかった事が悔やまれる。
次回は湯檜曾川の土合駅周辺に行きます。クマ怖いけど…。