今年は水上、片品方面に10回釣りに行ったので、知らず知らずのうちに中央高速に向かうはずが関越道入口の谷原付近に行ってしまい、慌ててナビを調布インターに合わせて1時間以上時間をロスしてしまった。
6時に家を出て清里の釣り場に着いたのは10時を過ぎていた。
長雨の影響で水量は多い。
#14カディスを流すと小型のイワナが続けて2尾釣れた。
川に立ち込んで対岸のポイントを狙っていた時、不意にバランスをくずし滑って背中から転んだ。ズボンの左ポケットに携帯電話が入っていたので焦って起き上がろうとするが、思ったように体を起こせない。
やっと起き上がった時には上半身までビショビショで、携帯が心配だ。めったに起きないだろうと慢心しているとこう言う目に遭う。
財布をジッパーに入れてはいたがジッパーをしっかりと締めていなかったのでお札も濡れてしまった。携帯は最初は大丈夫そうだったが、段々液晶が紺色に染まり始め終いに機能しなくなった。最初から胸ポケットに入れておくべきだった。
気を取り直して釣りを続けた。
するとこの川独特の引ったくるようなアタリが有り、一気に水底迄持って行かれた。なかなかの引きで25cmのいかつい顔をした黒っぽいイワナが釣れた。携帯水没で写真が写せないのが悔しい。
水上方面に比べると魚がスレていない。
その後小さなアタリがいくつかあった後、良型の確かなアタリで引きを楽しんだが、寸前でバレてしまった。
師匠の店に行く約束の時間が迫ったので、釣りをやめて向かった。
カレーライスとコーヒーを頂いて釣りの続きに向かおうとしたら、師匠がキノコ狩りに一緒に行こうと誘ってくれた。一緒に遊びに行く機会もあまり無いので誘いに飛び付いた。
場所は釣りの穴場でも有る魅力的な秘密のフィールド。
カラスが騒いでいるので何かが死んでいるはずだと言う事で恐る恐る覗くと、目の前から大きな鳶が飛び立った。その場所には頭部と手足以外は食べられてあばら骨だけになった鹿の死骸が有りました。
後日師匠から写真を送って貰いましたが、余りにもグロ過ぎてとてもアップ出来ません。山の中で動けなくなるとこうなってしまうと思うと気が引き締まります。
一人では心細くなるような山奥。8歳も年上の師匠の手足となり駆け回り、最高に美味しいキノコをたんまりと取り一番良い場所でキノコ狩りを極めることが出来ました。
師匠の店に戻りキノコを少しだけ貰い、残り1時間暗くなるまで釣りをした。昼にバラした良型は出て来なかったし最後まで何のアタリも無かった。釣りは難しい。
翌日キノコのバターソテー、味噌汁で美味しく頂いた。