林道をせっせと歩いて入渓点に近づいて沢を見下ろすと、良型がビュンビュン水中を走っている。この沢で久しぶりに見る光景。今日は釣れると期待が持てた。
しかし、いざ釣り始めて見ると反応は今一つ。型も小さい。まだ時間も早いのでのんびり釣り上ればきっとそこそこ釣れるだろうと思っていた。そして過去6回来ている沢だが、まだ釣った事の無い初めてのポイントに辿り着いた。

膝立の低い姿勢で釣る遠藤さん

岩盤の際を流しているとピチャッと小さなあたりが有ったが合わせられず、同行の遠藤さんにそのポイントを勧めた。すると今度はバシャっと明確な当り。グングンとロッドをしならせる。家庭の風呂の様な狭くて深いポイントで足元は広い平らな1枚岩。暴れて走り回るスペースが無い魚にとっては運の悪いポイントで、一気に大きなまな板の様な1枚岩に引きずり上げてあっという間に勝負あり。

イワナは思ったよりもデカい。いや、デカすぎる!小さな沢で37㎝。ワニの様な面構えにゴン太ボディ。驚きである。
その後他の沢を進んだ槇さんが合流。リリースの後だったので動画を見せた。当然その上流も一同気になる。足場は良く無いが色々思案して進んだ。

仲間から天狗と呼ばれる槇さんは、倒木を利用して先に進んだ。そして更に上流は一旦下流に下り杣道に出て、暫く登り上流に辿り着くことが出来た。
上のゴルジュの淵では25㎝~27㎝が4尾釣れた。最初の3尾は槇さんが2分間で釣った。

私も参加して1尾。遠藤さんの37㎝を見た直後なので、釣った魚をメジャーで測るまでは22~23㎝程にしか感じていなかった。

その直後!驚くことが目の前で起きた。槇さんが釣った3尾のイワナをネットに入れて水中に浸して、リリース時に後でまとめて写真に撮ろうとしていたのだが、いつの間にか槇さんと私の足元の浅瀬にイワナが2尾泳いでいる。ネットから逃げ出したかと思って目をやると3尾ちゃんと入っている。
足元の平らな40㎝角の岩の下に住み家が有るらしく、深場と浅瀬を行き来しているのだ。よく見るとネットに収まっているイワナよりも少し大きい。魚影の濃さに感動のひと時でした。
更に上流は期待に反して当りなし。先程釣れた辺りは竿抜けだったようだ。
最初の入渓点よりも下流で遊んで帰る事にした。槇さんは丹念に釣って24㎝2尾と小型1尾。

私は19㎝だったが、ライズを取ったので凄く楽しかった。
やはり下流にも魚はそこそこいるようだ。
7月の幸先の良い釣り。今月の釣りはまだまだドラマが生まれそうだ。
川
2018年07月08日 12:59
いい川ですね!
ぜひ行って見たいなぁ。