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この記事は「2005年11月4日」の記事です。参考程度に見ていただければと思います。
世の中には信じがたい話が本当にある。
渓流釣りをする人がこの文章を見たらとても信じてもらえないと思うが、本当に、本当のはなしである。
ある日私の義姉が相談してきた。
ある日私の義姉が相談してきた。
「大田区に住む知り合いの家の水槽にヤマメがいるのよ」
ここまでは普通である。
「そのヤマメはマンションの裏を流れる多摩川で、その人が普通の玉網で捕まえたのよ」
話が普通ではなくなってきた。
この文をご覧の皆様と同じく私も・・・
「それはきっとヤマメではなく、やまべかハヤですよ」と答えた。
私の返答を予想してたかのように、すかさず誰かに電話をかけはじめた。私が黙ってみていると、電話の向こうの方は、なにやら興奮している。
やがて義姉が私に受話器を差し出し「話があるらしいわよ」
話がめんどくさくなりそうな予感。
受話器を持つと相手が
「誰も私を信用してくれない、皆がやまべだハヤだと、大田区の多摩川にはヤマメは住めないと」
「誰も私を信用してくれない、皆がやまべだハヤだと、大田区の多摩川にはヤマメは住めないと」
私も同じ意見だと告げると、さらに興奮しながら
「魚類図鑑の写真で確認したから間違い無く正真正銘のヤマメです。今から家に来てその目で見てください。」
予感的中!!!
めんどくさくなった。夜の11時である。
多摩川で釣れた魚の正体は?
車で30分。問題の家に到着。ベルを押すと一家4人がおで迎え。
私の到着が待ち遠しかったようだ。
何故なら4人とも、人に信じてもらえずに早く決着したいのだ。
案内されて奥へとすすむと問題の水槽。
私は目の前の光景がとても信じ難い、これは夢か、幻か。
たしかに水槽のなかでヤマメが元気に泳いでいる、それも2尾!!!


家の主人に私は告げた。
「正真正銘のヤマメです」
家族4人は喜んでいる。
「正真正銘のヤマメです」
家族4人は喜んでいる。
詳しく話を聞くと、夜中に網を持って川に行き水面をライトで照らしたら魚が居たから捕まえたとの事で、魚も寝ていたのかまったく逃げなかったらしい。
1尾ではなく2尾も捕まえたのだから多摩川で夏を越えたようだ。
おそらく10℃くらいの涌き水でも出ているのだろう。と自分に言い聞かせて帰路につく。
ひとの話を頭から疑ってかかってはいけないと反省した。
今度、そのポイントに案内してもらおう。
ライズしてたらどうしよう。
ライズしてたらどうしよう。